「ライたんさ、今までどれくらいオナニーしてきたの」
「っ、は? さいっ……あく……今きくの、それ、」
「いやだって気になんじゃん? 可愛い弟のオナニー頻度、今まで会えなかったわけだし?」
「フッツーはそうなんねぇよ……あっ……ンン、な、アアッ……ど、だった、ろ……」
「ここ、触ってあげてた?」
「アッ! アッ、ゃ、はぁ、ん、……ん、たま、に、そりゃ、性処理、で……」
「じゃあこのやらけーあったけーここは?」
「んんっ……! ……そん、なの……っ、おぼえて、な……っ、」
「『一切使わなかった』じゃないんだ」
「……!!! この……っ、アッ! ちく、しょ……」
「俺が教えちゃったから、……さびしかった?」
「…………、っばか、ばかっ、ばかっばかっばかっ、」
「……ごめ、」
「っ、責任、とって……いま、集中、して?」
「……ずっり……反則、かわいーの」
そこから集中した兄に三度も抜かずに放たれて、それ以上に果てて気を失いかけながら、独りの夜の涙が溶けてゆく錯覚をした。